塾だより
勉強のコツをつかむ子の違い
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塾で質問対応をしていると、子どもたちのちょっとした違いに気づくことがあります。それは、「問題を解く前に質問する子」と「一度解いてから質問する子」がいる、ということです。
問題を解く前に質問する子も、まったく分かっていないわけではありません。多くの場合、「この考え方で合っていますよね?」という確認です。つまり質問というよりも、“自信のなさを埋めるための確認作業”になっていることが少なくありません。自分の答えに責任を持つのが少し怖くて、保険をかけているような状態です。
一方で、まずは自分で解いてみる子は、間違っていることもあります。しかし、その子は「ここまでは自分で考えました」と言って質問に来ます。すると、どこでつまずいたのかがはっきりしているので、理解も早くなります。何より、「自分でやってみた」という経験が積み重なっていきます。
本番の試験では、どれだけ不安でも、最後は自分で答えを選ばなければなりません。誰も横で確認してくれません。人生においても同じです。進路の選択や大切な場面では、最終的に自分で決断することになります。
勉強は、知識を身につけるためだけのものではありません。自分で考え、迷いながらも決める力を育てる時間でもあります。間違えてもいいから、まずは自分でやってみる。その積み重ねが、勉強のコツをつかむことにつながっていくのだと思います。
少し勇気を出して「まず自分で解いてみる」。その姿勢を、これからも大切にしてほしいと思います。