●中学生のホンネ●
やる気の出た言葉。ダウンした言葉。
親のなにげない言葉が、子どものやる気にも敏感に影響します。
子どもたちが言われて嬉しい言葉、傷つく言葉とは?


質問・お父さん・お母さんに言われて勉強をもっとがんばろうと思ったことは?それはどんなときでしたか? 質問・逆に、お父さん・お母さんに言われて「勉強のやる気がなくなった」と
感じたことは?それはどんなときでしたか?

第1位
グラフ 25.6%
いっしょに喜んでくれたとき

中間テストと比べ期末で順位がグーンと上がったとき、「この調子でいけば1位確実だ!」と言われ、「そんなわけないのに」と思いながらも、勉強しようかなって気になった。(中1)
難しい問題があって相談したら、いっしょになって懸命に考えてくれて、解けたらいっしょに「ヤッター!」(中1)
アドバイス
●いっしょに喜んでくれたとき
単なるほめ言葉だけでなく、「いっしょに喜ぶ」ことで、単なるおだてやお世辞でないことが伝わります。ほめ言葉はなかなか口に出しにくい…という人もぜひ。
グラフ 35.1%
他人と比べられたとき

「お姉ちゃんはもっといい点取れてたよ」。そんなに悪い点じゃなかったのに…。(中1)
テストの後、Aちゃんは3位だった、B君は9位だった、とか言わないでほしい。(中2)
「お父さんが子どもの頃は、もっとやったぞ」。自分ができたからって、押し付けないで。(中3)
アドバイス
●他人と比べられたとき
やる気を出させようとして言ったつもりでも、人と比べることは、子どもに劣等感を植え付けてしまいかねません。他人と比べての評価ではなく、子ども本人の成長を見て言葉かけを。

第2位
グラフ 20.0%
具体的にほめられたとき

父が私の解いている問題を見て「これは難しいな」というので不安だった。でも解けたので報告すると、「よく解けたな。すごいな」と言ってくれた。(中2)
学期末に成績表を見せたら、「いつもがんばってるからその成果が出たね」と言われたとき。次もがんばるぞ!と思った。(中2)
アドバイス
●具体的にほめられたとき
点数が良かったときほめるだけでなく、子どもの行動の何がよかったのか、具体的にわかるようにほめることを心がけて。紋切り型のほめ言葉では、子どもの心に響きません。
グラフ 20.3%
自尊心を傷つけられたとき

教えてもらってる時に「こんな問題も解けないんじゃ、志望校行けないな!」。もう教わるもんかって思った。(中3)
テストが返ってきた日、「落ち着いてやらないから、こんな問題も間違うんだ」と一方的に言われた。私の話をきいてからにしてほしい。(中2)
アドバイス
●自尊心を傷つけられたとき
期待どおりの結果が出なかった時に言ってしまいがち。長々と叱り、子どもの行為だけでなく人格まで傷つけてしまっては、せっかくのアドバイスも受け入れられません。

第3位
グラフ 15.1%
さりげなくほめられたとき

「ここは難しいのによくできたよな」って、会話の中でさりげなく。(中1)
父がひとこと、「がんばったやん!」って言いながら、頭をポンっと。(中2)
「あ、がんばってるね。でも妹たちがいるから、はやく寝なさい」と言われたとき。(中1)
アドバイス
●さりげなくほめられたとき
大人びた子どもほど、ほめ言葉を「わざとらしい」と受け取りがち。父母の会話など、さりげない言葉の中でのほめ言葉には、子どもにとっても温かみが感じられるものです。
グラフ 17.4%
冷たい言い方をされたとき

テストの結果が良くなかったことを告げたら「ふーん。まあいいんじゃない」。あんまり関心を持ってもらってないなと感じた。(中3)
「勉強したわりには、できなかったね」。自分でも気にしてたのに!(中1)
考えてわからなかったから相談したのに「自分で考えなさい!」って突き放された。(中3)
アドバイス
●冷たい言い方をされたとき
子どもが精神的に不安定になっているときにはゆったりと相談にのることも必要。つまずいた時にサポートしてくれる存在があってこそ、子どもは未知の世界に向かっていけるのです。
第4位
グラフ 8.5%
自分の意見を尊重してもらえたとき

「みんな塾に行ってるけど、あなたは家でもきちんと勉強できてるから、行きたくなったら行きなさい」と言ってくれて、うれしかった。(中2)
ちょっと高めの志望校を言ったら「あなたが決めたなら何も言わない。がんばりなさい」と言ってくれたとき。(中3)
アドバイス
●自分の意見を尊重してもらえたとき
子どもの自立心を尊重した上で「応援しているよ」という姿勢を見せてあげましょう。「親から信頼されている」と感じることは、自分に対する自信につながります。
グラフ 4.6%
子ども扱いされたとき

自分なりに計画してやってるのに、「塾に行ってる子はもっと勉強してるんじゃないの?」と言われたとき。(中2)
勉強の合間にテレビを見て気分転換していたら「またテレビ?」。自分で考えてやってることなのに、何もわかってない!(中3)
アドバイス
●子ども扱いされたとき
学習においても自分なりのやり方ができつつあるこの時期、不用意に言った親の言葉が、反抗心をあおることも。子どもの自立を促すには、本人の意志を尊重し、柔軟に考える姿勢が親にも必要です。

その他
「無理しなくていいよ。たまにはのんびり休んだら」と言われたとき。それまでやる気をなくしていたが、逆にもっとがんばろうと思った。(中2)
親自身の経験を話してくれ、こうしたらいいとアドバイスをくれたとき。(中1)
さあやろう、と思ってるときに「早くしなさい」とか「勉強しないと高校に行けないぞ」などと言われると、「勉強なんかするもんか」と思ってしまう。(中2)
「なんでいつもこんな点数ばっかりとってくるの!」。そんなこと言うくらいなら、テレビを見てないで私の勉強につきあってくれてもいいのに。仕事で疲れてるのは、わかるけど。
(中1)